門別競馬場ニュースまとめ
内回りコース完成!!
 

 22日に開幕する道営ホッカイドウ競馬の門別競馬場に、従来の3~4コーナーをショートカットするような形で内回りコースが完成。完成竣工式が13日、同競馬場で行われた。

 門別競馬場は1周約1600mの大型競馬場。4角からゴールまでの直線も約330mと地方競馬場では最大規模を誇っていたが、コース形態から1000、1200mの次が1700mと中間距離の競馬ができないのが悩みの種だった。

 今回の内回りコース完成により、1500m、1600mの距離が可能になり、馬の特性に合わせたバラエティに飛んだ番組が提供できることになる。

 内回りコースは1周約1400m。直線は約220mとなっている。

 

ホッカイドウ競馬22日、門別競馬場で開幕
 

 道営ホッカイドウ競馬が22日、北海道日高町富川の門別競馬場で開幕する。今年は道営競馬が「門別主場化・ナイター開催」に移行して7年目となり、「グランシャリオナイター 7th Dream」をテーマに、原則毎週火・水・木曜日に全日ナイターで11月12日まで80日間、レースを展開する。開幕から5月6日までの大型連休期間は来場者を対象に各種イベントも計画、競走馬の迫力だけでなく、地域の特産などの魅力にも触れてもらう予定だ。

 門別競馬場は、昨季終了後に内回りコースの整備が行われ、新たに競走距離が1500、1600メートルコースが誕生、従来の1200、1700メートルなどと合わせて多様なレースが展開できるようになった。これに伴う距離の変更や新設重賞競走は7レースを予定。主催者側は「わずか100メートルの違いでも着順ががらりと入れ替わるのが競馬の奥深さ」と話し、昨季までとは違ったレース展開が見られそうだ。

 また、今年から札幌市出身の上杉周大がボーカルを務めるソウルロックバンド「THE TON―UP MOTORS」が演奏する「青い季節」をCMソングに起用。ホッカイドウ競馬特設サイトで放映を始めた。特設サイトでは、ほかにも人気タレントがオフィシャルサポーターとして道営競馬の魅力を発信していく予定だ。

 昨季、門別競馬場に導入した来場ポイントカードを、全道の場外発売所「Aiba」にも設置、名称を「Umaca(ウマカ)」とし、たまった来場ポイント数に応じて抽選による景品をプレゼントする企画も始める。場外発売所にWiFi環境を整備し、スマートフォンやタブレットでのインターネット利用も可能となった。

 開幕イベントは22、23日に「開幕サンクスデー」、29日と5月5、6日を「春のケイバまつり」として各種催しを企画する。開幕初日の22日は新人騎手の紹介セレモニーや20人限定(募集中)で場内を見学するおもてなしツアーを企画。さらに開催7周年記念として生年月日に「7」の数字が付く人を対象に道産米5キロが当たる抽選会を開く。

 ほかにもグルメチケット抽選会や花・野菜の種プレゼント、なめこ汁200杯無料サービス、日高町の農産物などを販売する「うまいもの市」などを催す。場内のとねっこ広場には、ジンギスカンを食べながら競馬観戦ができるグリルハウスやサマーハウス(要予約)が今年も開設される。