ファンタジーS予想｜当たる競馬予想会社｜過去5年データ

　今週の京都は、土日で重賞３鞍が組まれる豪華な週末。土曜のメーンは、２歳牝馬によるファンタジーＳ（７日、ＧＩＩＩ、芝１４００メートル）が行われる。阪神ジュベナイルフィリーズ（１２月１３日、阪神、ＧＩ、芝１６００メートル）へのステップレースだ。

　ブランボヌール（栗東・中竹和也厩舎）は新馬戦を快勝して臨んだＧＩＩＩ函館２歳Ｓを３馬身半差で圧勝。その後は放牧でリフレッシュして、予定通りここから始動する。栗東帰厩後の追い切り本数は少ないが、小柄で仕上げに手間取るタイプではなく、今週のひと追いで態勢は整うだろう。初の当日輸送で、坂のあるコース、１ハロンの距離延長と課題はあるが、デビュー３連勝を飾る可能性は十分だ。

　メイショウスイヅキ（栗東・本田優厩舎）は、前走のもみじＳを快勝。今回と同じ京都外回り芝１４００メートルで上手な立ち回りを見せた。コース＆距離経験は大きなアドバンテージになる。脚をためてからの差し脚はかなりの決定力があり、武豊騎手との新コンビに注目したい。

　ウインミレーユ（栗東・梅田智之厩舎）は、新潟２歳Ｓこそ１７着と大敗したが、続くりんどう賞で勝負強さを発揮して２勝目を挙げた。メイショウスイヅキ同様、同じ舞台でのＶ経験は大きい。天皇賞馬ビートブラックの半妹という良血馬で、期待のふくらむ参戦だ。

　アドマイヤリード（栗東・松田博資厩舎）は、７月中京の芝１６００メートルで勝った新馬戦以来、４カ月半ぶりの実戦になる。勝ちタイムは平凡だったが、当時アタマ差２着に退けたシルバーステートが未勝利－紫菊賞と圧倒的な内容で連勝したのは見逃せない。

　札幌の未勝利戦（芝１５００メートル）を２歳レコードで快勝したキャンディバローズ（栗東・矢作芳人厩舎）、りんどう賞２着のメジェルダ（栗東・昆貢厩舎）、同３着のタガノヴィアーレ（栗東・鈴木孝志厩舎）、中京芝１４００メートルの新馬戦を楽勝した良血ワントゥワン（栗東・藤岡健一厩舎）、スタートで後手に回りながらも阪神芝１４００メートルの新馬戦を快勝したピュアコンチェルト（栗東・田中章博厩舎）なども素質は高い。新馬－ひまわり賞と２戦２勝の宮崎県産馬キリシマオジョウ（栗東・橋口弘次郎厩舎）は、非凡なスピードが武器。距離延長さえ克服できれば、ここで通用しても不思議はない。