東スポ杯２歳S予想２０１６年｜当たる予想会社過去5年のデータ

　１９日の東京メインレースは、第２１回東京スポーツ杯２歳Ｓ・Ｇ３（芝１８００メートル）。中央転入初戦を迎えるトラスト（牡２歳、栗東・中村均厩舎）に注目する。川崎でデビュー２連勝を飾ったあとＪＲＡに挑戦。札幌のクローバー賞２着後の札幌２歳Ｓ・Ｇ３を逃げ切り、重賞初制覇を飾った。予定通りに中央に移籍し、すでに栗東の坂路で１ハロン１１秒台をマークするなど、鋭い動きを見せている。東京の芝コースでどんな走りを見せるのか、期待は高まる。

　サウジアラビアロイヤルＣを勝ったブレスジャーニー（牡２歳、美浦・本間忍厩舎）は血統を含めて地味な印象だが、確かな実力の持ち主。その前走は後方追走からメンバーＮＯ１の上がりで差し切った。バトルプラン産駒唯一の重賞ウィナー。父の名を高める使命も負っている。

　１戦１勝のムーヴザワールド（牡２歳、栗東・石坂正厩舎）は、エリザベス女王杯（８着）に出走したタッチングスピーチの全弟（父ディープインパクト）。初戦の内容からやや反応が遅い面があるので、東京の長い直線はもってこいだろう。

　新馬、芙蓉Ｓを連勝中のルーラーシップ産駒キングズラッシュ（牡２歳、美浦・久保田貴士厩舎）。勝ち鞍は、福島、中山の２０００メートルで、まくり、先行抜け出しと異なった戦法で勝った強みがある。コース替わり、距離短縮も問題ない。

　ハーツクライ産駒の１勝馬スワーヴリチャード（牡２歳、栗東・庄野靖志厩舎）はバンドワゴン（１４年きさらぎ賞２着）の半弟。器の大きさは兄に劣らない。（大上　賢一郎）