ヴィクトリアマイル予想【2016年】｜当たる予想会社｜過去5年のデータ

＜ヴィクトリアマイル：追い切り＞

　ボウマンがマジックタイムの手応えにうなった。「ワンダフルムーヴ。ベリーストロングフィリー（驚くような動き。強い牝馬だ）」。

　横なぐりの風雨の中、美浦ウッドで５ハロン６７秒５－１３秒１をマーク。先行したワンパーセント（３歳５００万）の内から馬体を併せ、馬なりのまま悠々と直線を駆け抜けた。「感触を確かめてほしいと言われたが、とても良かった。すごくリラックスしているよ」。母国オーストラリアで世界ランク１位の牝馬ウインクスの主戦を務める男の言葉には説得力があった。

　牡馬相手のダービー卿ＣＴを制して大一番へ。デビュー時は４４０キロ台だった馬体は前走４７８キロと成長は著しい。見守った中川師も「状態はいいと思う。左回りのマイルはベストの条件。力は出せる」と胸を張った。ボウマンは「できれば１番から６番枠がいい。有力馬を目標に、周囲に壁を作ってこの馬の切れ味を生かしたい」と好走プランを描く。日曜へ向け、マジックタイムが準備完了だ。【木南友輔】